病気への降参。エックハルトトール。

もちろん、今日、この惑星では、数百万の人たちが自分自身や家族、そして大事な人たちの健康に恐れや不確かさを感じています。

現代はいまだかつてない時代であり、できるだけ意識的にいることが重要な時代です。

個人レベルのエゴも集団レベルのエゴもそうですが、エゴというものは、時間が作り出すストーリーが大好きです。

エゴ的な反応を起こし、すでに多くの人が直面している苦悩にさらに苦悩を与えることのないよう、意識して今にいることが私たちの課題となります。

私たちがみな知っているように、誰もが病気にかかります。

そして、病気はとても多くの理由から生じます。

病気のことを体の何かの不調ととらえてしまったり、何かをしなかったせい、あるいは何かをしてしまったせいと、簡単に間違って解釈してしまいます。

新しい時代での解釈の仕方はこうです。

「どうして私はこの病気を表現しているんだろう?」

ですが、このとき、私たちは、今この瞬間の現実とは全く関係ないストーリーを加えてしまい、状況を混乱させます。

それはとても問題となりえます。

肉体はいつも様々な影響を受けています。

肉体に異常があるなら、いろいろ原因を考えずに自分自身がそれを作り出していると考えることが一層重要になります。

もし病気であるならば、どんな病気であれ、最も効果的なことは、現実に降参することです。

病気に降参するということではありませんよ。

降参とは、受け入れるということです。

受け入れると治癒が発動します。

治癒の基盤は、この瞬間をそのまま受け入れるということです。

この瞬間において、いわゆる病気は、病気ではなく、痛み、不快となって現れるかもしれないし、障害のようなものとして現れるかもしれません。

これが、病気に降参するという意味です。

病気という概念に降参するということではありません。

「わたしはコロナウイルスに降参せねばならない」

「わたしはもう治らない状況を受け入れなければならない」

とは違います。

私たちが降参する相手は今この瞬間です。

今この瞬間に体がどんな状態であってもです。

それが今この瞬間にいるということです。

それがあなたが受け入れたものです。

そのような降参があって、高次への扉が開きます。

そして、高次の次元を通して、表現の力がありのままにやってきます。

なので、もしあなたが何かの病気の診断をされているのなら、その病気を否定したり、病気の概念に縛られたり、病気に意味づけをしようとしないでください。

エゴはなんでも意味づけのえさにしてしまいます。

病気の意味づけによって幸せにもなれば不幸にもなります。

エゴは病気の意味づけを取り入れることで、「わたし」という感覚を強めていきます。

もし病気が長引けば余計にです。

肉体はまさに今ここにあります。

それで大丈夫です。

肉体はあなたそのものではありません。

あなたの真実なる本質においては、時間は存在していないし、形も存在していないからです。