「人を想う気持ちは、必ず伝わるよ。」
くうちゃんはそういって、私を慰めてくれた。
久しぶりに、自分の許容範囲の限界を超えてでも、
力になりたいと思って動いた。
結果、体がだるくて動けないとか、
無力感をすごく感じたり、
家族にあたったりってことが起こった。
睡眠時間も削ってた。
まずは自分を大事にしよう、
そう思って過ごしてきたここ数年。
だから、私はこういう行動に出た自分に対して、
「また昔の癖が出てるな。やっちゃったな。」
って感じになった。
子供たちにイライラあたったことを謝りつつ、
子供たちと話をする。
ちーぼーは、
「イライラしてるさとこちゃんの声は嫌だけど、しょうがないよ。
それがさとこちゃんのキャラでしょ。」
くうちゃんは、
「誰かのために動けるのは、さとこちゃんのいいとこだと思うよ。」
って言ってくれた。
何もできなかったって、悔しい思いでいることに対しても、
「でも、できてたんでしょ。たぶん。
人を想う気持ちって、必ず伝わるよ。」
その言葉を聞いて、
出来ていた自分を認めてあげよ、そう思った。
出来ていた部分に目をむけられた。
一番うれしかったのは、
今から見ると苦しい生き方をしていた昔の自分と重なった今回の行動も、
「いいところ」とか、「そういうキャラ」って
受け止めてもらっていたこと。
前の自分があるから、今の自分がある。
それはそう思ってるんだけど、
どこか奥の方で、自分を否定してる部分が、
まだあったんだなと思う。
「自分がやめたいと思っている自分の特性も、
方向を変えれば得意分野に変わる」
何度か私の口から出てきたことば。
子供たちのおかげで
その言葉を今回は初めて自分にかけてあげられると思った。
どんな自分も認めてあげよと思った。
気が付くと出てくる自己否定の癖。
自分は何もできないって無力だと思ったり、
自信がなくなる自分。
こんにちは、また来たのって
そんな自分を横に置きつつ、
お茶でも飲もう。
私がどの方向を向いていたいのか、
その地盤をしっかり固めて
在りたい自分に、自分の足で近寄っていく行動をしていこうと思う。
「あたしはまだ ここにいる。
どこまでも行ける切符をもって。
あたしはまだ ここにいる。
なりたい自分への切符をもって。
あたしは今、ここにいる。
心に咲く花 ひとつ持って。」
今、ここで、生きていること。
それを感じた今日でした。