幸せになる秘訣。「取るに足らないものが最も重要」エックハルトトール。

エックハルトトールさんのサイトより。

生活の中に美しさ、優しさ、シンプルなものに良さを感じる感覚があるときはいつでも、背景を探すようにしてみてください。

背景がその感覚を感じさせてくれています。

でも、探し物をするように探すことはしないでください。

それはピン止めできるようなものではありません。

「今、捕まえた!」と思考でとらえて何らかの形で定義できるようなものではありません。

それは雲のない空のような存在です。

形がありません。

それは空間であり静寂であり優しい存在です。

そして、言葉ではとらえられない無限性を持っています。

これらの言葉はそのような存在を指し示すことしかできません。

あなたがこれを自分の中でダイレクトに感じることでしか、それを深めることはできません。

音や景色や感触といった何かシンプルなものを素直に喜べるとき、美しさを見るとき、相手に愛のような優しを感じているとき、源でありその体験の背景となる内側にある空間を感じてみてください。

時代を超えて多くの詩人や賢人たちがそのような真実の幸福について観察してきました。

私はそのことを存在の楽しみと呼んでいますが、真実の幸福はシンプルで一見なんでもないものの中に見つけることができます。

大抵の人は、自分たちにとって重要なものを休むことなく探し求めているので、一見重要でない本当は重要なものを常に取り逃がしています。

哲学者のニーチェは、深い静寂の中にいるという貴重な瞬間についてこう書いています。

「どんな小さなことでも幸せ!取るに足らないものって最も優しいものであり、軽いものであり、トカゲの動く音とか、呼吸とか、毛だったり、まなざしだったり…小さなものは最高の幸せを作ってくれる。静かに。」

なぜ、最も小さいものが最高な幸せを作ることができるのでしょうか?

真実の幸福とは物事や出来事から作られるように一見思えますが、そうではありません。

物事や出来事は、あなたの意識のほんの一部しか占めることができません。

残りは形に束縛されないそれ自体が意識である内なる空間です。

内なる空間である意識とあなたが何者なのかという本質は一つであり同じものです。

言い換えると、小さなものである物事や出来事は、内なる空間に場所をゆずります。

幸福は内なる空間から生まれるものです。

内なる空間というのはそれ自体が条件づけられない意識であり、そこから真実の幸福や存在することの喜びが発散されてきます。

小さくて静かなものに意識を向けるには、あなたが内側を静める必要があります。

高度の注意が必要となります。

静かに。

見て。

聞いてみて。

今にいてください。

「私はです」という意識でいることを意識してください。

これは内なる空間を見つけるための一つの方法です。

「私は」と「です」の間に何も入れないでください。

「私はです」の次に流れゆく静寂を感じてください。

あなたの存在、何にも覆われていない、素のままの、隠されていない存在を感じてください。

若いとか年老いているだとか、お金持ちとか貧しいだとか、いい悪いとかでくくれない存在です。

あなたは物事や出来事の全てを生み出す空間です。